大相撲の若い親方たち |
たまたまTVをつけたのが十両の取り組み。
途中から、二子山親方(元雅山)と放駒親方(元玉乃島)が解説者として登場。
現役時代ライバル関係にあった二人の若い親方。
二子山親方(元雅山)中心の映像だったが、
感じのいい話ぶりに感心。
現役時代はひいきの関取ではなかったが、
雅山というのはこういう人物だったのかと見直した。
明大相撲部から相撲界入りしたとのこと。
二子山というのは若乃花、貴乃花で記憶される名跡だと思うが、襲名も納得の人物である。
放駒も精悍かつ爽やかでよい。
貴乃花もそうだが、こういう若い人たちが中心になれば相撲界も希望がもてる。
(「元横綱&その母親」のようなのは勘弁してもらいたい)
相撲界は一時八百長相撲で揺れたが、今はそれもなくなった(と思う)。
十両からの取り組みもなかなかおもしろい。
稽古を重ねた力士がぶつかり、勝負を争うのは見ていて楽しい。
途中横綱土俵入りもあった。
土俵入りを見るのは数十年ぶり。
とくに白鵬の土俵入りは迫力があった。
こうなるともう役者。
大相撲の横綱にふさわしい。
これを毎日やるのは横綱も楽な商売ではないな、などとヘンに感心。
追記
再び帰省先で相撲中継を見た。
白鵬VS稀勢の里の全勝対決で盛り上がっていた。
見たのは放送はじめの十両の取り組み。
「腰砕け」という珍しい決まり手。
昨日は幕内でもいま一番腰砕けがあったようだ。
全勝対決は帰りの高速道路ラジオ中継で聴いた。
ラジオ中継もなかなか面白い。
解説は北の富士。
ラジオということでかなり気が楽なのか、
アナウンサーが来場所の三役の予想について話をふっても、
「私は興味がないんですよ、それは終わってからですよ、・・」
と話に乗ってこない。
「このひと、はっきり言って盛りをすぎているでしょ。
好きで相撲をとっているんですよ」
など歯に衣きせぬ、しかし、辛口の愛情も感じさせる名調子。
ラジオ放送を楽しんでいる人も多かろう。
たしかに味があり、おもしろい。
夜の番組を録画して今朝全勝対決を見た。
左右に稀勢の里を振って、白鵬さすがの横綱相撲。
このレベルで、朝青龍との対決を見たかった、というのはないものねだり。
追記
千秋楽をラジオで聴いた。
今日の解説は北の富士ではなく、別の人。
年寄風誠実な語り口に好感をもった。
どなただろう。
やがて、武隈親方(元黒姫山)であることがわかった。
黒姫山?
上位にすこぶる強かったあの黒姫山か。
最高位関脇。筋金入り。
力士、若い親方にとってはこよなき先輩だろう。
気のせいか、風貌も道元に似ている。
ラジオ千秋楽はこの人の担当とのこと。
彼の解説を楽しみに聴いている人も多かろう。
(なつかしの黒姫山の雄姿ー途中から
http://www.youtube.com/watch?v=UajxOuklIV4
さすがの北の富士もあたふた。玉乃島戦も勝っていたなあ)
追記
このところ「相撲=連歌」説を考えている。
連歌とは、
短歌の上の句(五・七・五)と下の句(七・七)との唱和、あるいは上の句と下の句とを一人または数人から十数人で交互に詠み連ねる詩歌の形態の一。万葉集巻8にみえる尼と大伴家持との唱和の歌に始まるとされ、平安時代にはこの短歌合作の形の短連歌が盛行したが、院政期ごろから長・短句を交互に連ねる長連歌(鎖連歌)が発達、鎌倉時代以後は百韻を定型とするようになり、ほかに歌仙・五十韻・世吉(よよし)などの形式も行われた。さらに各種の式目(しきもく)も制定され、室町時代に最盛期を迎えたが、江戸時代に入って衰えた。室町末期には俳諧の連歌が興り、江戸時代の俳諧のもとをなした。つづけうた。つらねうた。(http://kotobank.jp/word/%E9%80%A3%E6%AD%8C)
このうち、はじめの句(五・七・五)を独立させたのが「俳句」。
相撲に「読み合い」はないかもしれないが、短い取り組みをつなげていくところは連歌と同じ。
短時間で(場合によっては一息で)勝負が決まる各取り組みは俳句ないし短歌。
追記
千秋楽、白鵬ー日馬富士戦を見た。日馬富士の低い姿勢、速さに目を瞠った。白鵬に余裕をもたせたらまず勝てない。次の対戦では白鵬は受けずに先手をとりにいくだろうから、これまた簡単にはいかない。日馬富士も攻め口を変えるだろう。楽しみである。
追記
昼過ぎNHKで「今年の大相撲をふりかえる」風の番組を見た。元北の富士、元舞の海等がゲスト。北の富士のラジオ解説については上で書いた。NHKスタジオ出演だが、はじめからくだけていて、よい味を出していた。「枠にはまるのはまっぴらごめん」スタイルが魅力的。現役時代の相撲より、今の解説の方が質が高いのではないか。大相撲界の宝の一人だろう。元北勝海の八角親方も出ていたが、いかにもの真面目ぶりでこれはこれでよいと好感をもった。来年の期待株として、遠藤と大砂嵐が特筆紹介されていた。映像をみたところ、たしかに魅力的。元舞の海がプッシュするのもわかる。大いに期待したい。
1/26
初場所千秋楽を見た。1敗で追う鶴竜がもろ差しで白鵬を破り、14勝1敗で並ぶ。優勝決定戦で、白鵬が横綱の力を見せて、勝利、28回目の優勝。二番とも力の入ったよい相撲。本割では立会を鶴竜が上回り、決定戦では白鵬が上回った。先に踏み込んだ時の白鵬は強い。しかし、鶴竜もいい力士。昨日見ていいなと思ったが、今日もよかった。モンゴル出身の力士は質が高い。相撲をよく知っている。お手本。やや地味目な鶴竜は好感度も大。来場所以降も楽しみだ。
1/28
優勝力士は土俵際でインタビューに応じるようだ。白鳳の優勝インタビューを2度聞いた。下積みで引退した同部屋の先輩力士の名前を出したり、活躍した若い力士の名前を出したり(今場所)、堂々の横綱ぶりだ。白鳳は、力量人格とも戦後最高の横綱の一人ではないか。国技のトップにふさわしい。
3/22
大相撲春場所・14日目、白鵬VS鶴竜戦を見た。12勝1敗同士。通算3勝30敗の白鵬相手に鶴竜、立ち合い、強烈なもろ手突き。予想外の奇襲。考え抜いた立ち合い、戦法だろう。凡庸な力士では決してできない思い切った相撲。初優勝、横綱昇進をめざした一世一代の相撲とみた。よいものを見た興奮がおさまらない。
3/23
鶴竜初優勝。28才とか。入門時の彼の映像を見たが、大分違う。細身の好青年。以後の苦労と精進のほどがしのばれる。真面目さと「ロジカルな」相撲が彼の魅力。姿勢を低く保ちつつ大柄な力士の体勢をいかに崩すかーこのテーマにそって効果的な手を重ねているようにみえる。真面目でクレバーな相撲取り。北の富士は日本人力士の奮起を求めているようだが、出身地などどうでもよい。すぐれた相撲取りは大歓迎。白鵬など日本人真っ青のサムライだろう。
9/27
「逸ノ城、鶴竜撃破!白鵬と1敗で並ぶ」(NHK)。モンゴルから超新星登場。風貌、巨大さ、巧みさ、強さ。新入幕で大関連破、横綱撃破・・破天荒、痛快。新入幕ですでに大関を上回る地力をもっている。モンゴルの草原出身とか。巨体をふくめとにかく規格外。大相撲ががぜんおもしろくなってきた。今日の白鵬戦は大注目。
11/14
このところ深夜の番組(幕内全取組)を録画して見ている。白鵬の充実に感心。実力No.1の横綱が先手をとる攻めの相撲をやるのだから、相手はひとたまりもない。土俵さばき、ポーズも第一人者。栃の心が気に入った。グルジア出身、26歳、最高位小結とのこと。十両に落ちたとき全勝優勝、逸ノ城に2勝しているとのこと。この力士が最高位小結は不思議。ケガがあったようだ。足腰が強いということだが、バランスのよい力士。楽しみだ。モンゴル出身の3横綱はやはり賢く、相撲がうまい。11/15 6日目だろうか、栃の心、よい相撲。知性派で運動能力の高いアメリカのサッカー選手が相撲取りになっているような風情だ。理詰めの相撲が魅力的。
11/24
千秋楽。白鵬、鶴竜を下して大鵬と並ぶ32度目の優勝。奥多摩紅葉狩り帰りのカーラジオで聴く。逸ノ城VS照ノ富士のモンゴル同級生対決は、がっぷり四つに組み合った熱戦。プロなのだから、このくらいやれる力量がほしい。はたいてオワリ、ははずかしい。解説の北の富士のコメントでは、来年後半には二人とも大関、とのことだから楽しみ。よい相撲、見ごたえのある相撲をみせてもらいたい。
追記
横審 白鵬の“品格”に疑問の声「態度が悪い」スポニチアネックス 11月25日(火)
コメント:白鵬は立派。「横審」よりずっと上であることは間違いない。土俵上の「延長」上のパフォーマンスも何ら問題なし。あのくらいやらなければ、大相撲もすたれますよ。スケールの小さい横審メンバーにはこちらが恥ずかしくなる。横審の品格におおいに問題がある。
追記
昨日の相撲中継。ゲスト、リポーターに女性起用。雰囲気ががらりと変わっていて、これはNHKのヒット。知性ある「相撲女子」はナイスである。紺野美沙子がゲスト。舞の海もタジタジ。単発の企画かもしれないが、ずっと続けてもらいたい。
2015/1/25
初場所千秋楽白鵬全勝優勝、33回目の優勝。最後の5,6番を見る。豪栄道、日馬富士、白鵬がよかった。結びの白鵬ー鶴竜戦、鶴竜のまわしが伸び、「白鵬危うし」と見ていたが、最後は巧みに頭をつける慎重かつ緻密な相撲に感心。白鵬並みの政治家がほしいところだ。大鵬なつかしの雄姿が映りだされていた。体格は逸ノ城に似ている。逸ノ城は「修行」が必要。ジャンル違いだが、「密命」金杉清之助と同じような「回国修行」実行すべし。相撲界に米津寛兵衛老のような人はいないのか。
2015/3/22
春場所千秋楽中継を見た。
照ノ富士VS豪栄道戦、白鵬VS日馬富士戦、いずれも大相撲。照ノ富士は「力士」という称号にふさわしい剛力、スケールの大きさ、荒い気迫をみせた。白鵬もさすがの横綱。危機を「管理」しきった。先場所後、ちょっとした発言が問題視されたようだが、たいした話ではない。彼が「相撲道」の第一人者であることは、昨日の相撲、これまでの発言を見ればあきらか。NHK解説者を含めて相撲界に彼以上の相撲道の解釈者、体現者はいない。
照ノ富士、逸ノ城というスタン・ハンセン級の力士が2枚あらわれ、これからが見物だ。「日本人」云々は時代遅れ。
白鵬、稀勢の里戦の立ち合い批判に「もう少し相撲を勉強してもらいたい」
14日目の取り組み、見なかったが、「変わった」と失望の声あり、という批判記事を読んだ。後で録画を見たら、「一瞬の鋭い突き」、名人芸ではないかと思った。白鵬は当然の発言だろう。細かい技がキレている。
5/15
照ノ富士、大関とりの場所とか。早晩そうなるだろう。実力2位。逸ノ城が出てきたとき、彼と五分の大相撲を繰り返す照ノ富士という力士を知った。そのときはラジオ観戦。その後TVで顔つき確認。ふてぶてしさがよい。体の大きさは逸ノ城と互角、メンタルはずっと上と見た。逸ノ城は今場所初日白鵬に勝った。でかいのに小技が切れる。なかなかユニーク。一昨日の照ノ富士、逸ノ城戦。両者の現在が見える、照ノ富士、荒々しく力強い相撲で圧倒。白鵬の後継者は彼のようだ。安美錦、琴奨菊をはたき込みで料理。いい味出している。栃の心にも期待。大砂嵐もよい。メンタルは大事。
5/24
千秋楽、照ノ富士初優勝。今場所白鵬は不運な負けが多かった。(「いろいろ」あり)メンタル的に不安定なところが結果にあらわれたようだ。今日の日馬富士の一瞬のもぐり込みには驚いた。あれは仕方がない。昨日の稀勢の里で勝っておかなければいけないところ。照ノ富士はやはり実力2位。実力1位も近い2位。逸ノ城の成長を見たい。その昔のアンドレ対スタン・ハンセン級の激突を大相撲で見られるのはうれしい。グローバル化の時代、日本人云々は関係ない。よい相撲を見たい。
7/20
やはり照ノ富士は傑出した力士。体そのものが「引き締まった逸ノ城」だから、天然の要塞。白鵬に対する大きなアドバンテッジだ。すぐれた体格に見合う頭脳、ガッツをもっているから、かなり余裕をもって土俵にあがれる。「イチかバチか」しかない力士と大分異なる。あれだけ「大き」ければ見栄えのする相撲もとれよう。彼が他の力士たちの「挑戦」を受けるのが楽しみ。
白鵬、逸ノ城にアッパー一撃「見苦しい」藤島審判長 日刊スポーツ 7月20日(月)
・・その際、明らかに勝負がついたと思われたが、逸ノ城のアゴに「なぜ、もっと残ろうとしないんだ」とばかりに、“右アッパー”を一撃。その右手を、さらにグイと伸ばし、二重にダメを押した。
これを審判長氏(解説のアナウンサーもそうだったが)「見苦しい」と言っている。記事の通りだろう。同国人の後輩「ダメオットセイ」逸ノ城に「しっかりせんか!」と活を入れていた。それが見えないようではこちらもダメ。白鳳のほうが人物がずっと上。まさに「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」である。
7/22
遅まきながら、先月亡くなった若い親方が貴ノ浪だったことに気づいた。YouTubeで、貴乃花との同門優勝戦2番見た。豪快な取り口。貴乃花も敢然と攻めたてているのもよい。「自分に似ている」と言って照ノ富士をかわいがっていたそうだ。貴乃花部屋のホームページをはじめて見た。貴乃花親方にとっては文字通り右腕をもがれた気持ちのようだ。残念である。相撲道にかける彼や彼のグループの気持ちは立派。
名古屋場所11日目。栃煌山VS豪栄道。どうしても勝ちたい栃煌山に対し、にんまりとおせんぼする豪栄道。豪栄道の瞬間の変化、首投げは見事。白鳳VS照ノ富士は、「絶対勝つ」モードの白鳳。白鳳にこれだけ準備させるのだから照ノ富士は大したもの。
13日目。白鳳VS豪栄道戦。2,3日前栃煌山を「いたぶった」豪栄道、今日は白鳳に完璧にやられた。白鳳の張りで何もできなくなった感じ。結びの稀勢の里VS鶴竜戦。一気に走られ土俵を割った鶴竜の「しまった」という表情が印象的。これは、栃煌山の連敗時の表情と同じ。勝てるはずの相手に敗れた無念。勝負事だからやむをえない。
千秋楽。力相撲の末鶴竜を破り、白鳳35回目の優勝。
白鵬V35 舞の海氏にチクリ 場内インタビューで「力が落ちたと言う人がいたので…」 名古屋場所
(https://www.youtube.com/watch?v=-72iC6AMxlc)
堂々たるインタビュー。さすがの北の富士もほめていた。国の大先輩旭天鵬の引退を口にするあたり、なかなかの人情家。人格、実力とも角界の第一人者。
9/20
大相撲秋場所7日目。応援している栃煌山連敗。大関豪栄道も敗れる。無念の表情が印象的。カメラマンもそれを知っているカメラワーク。栃煌山も無念の表情。今日、両力士が対戦。昨場所は、横綱連破で前進中の栃煌山に連敗させ、無念の表情をつくらせた豪栄道。今場所は似た立場。照ノ富士の強さは圧倒的。すでに角界ナンバーワン。
9/24
11日目、照ノ富士、琴奨菊戦。一応大関同士の対戦なのだが、力の差は歴然。アナウンサーも唖然としていた。あのくらい強ければ、不安や緊張とは無縁でいられるだろう。栃の心、逸ノ城戦は栃の心。彼に期待している口だからうれしい。大砂嵐が荒々しい相撲に開眼?ヘラクレス大砂嵐。楽しみ。
9/27
14日目。13日目の対戦で照ノ富士、全治1ヶ月のケガ。それでも出てきて敗戦。出てくる方がおかしい。ケガを力士生命にかかわるものしないことが肝要。止めないようでは親方失格。今日休場の場合、鶴竜が不戦勝で優勝。それもやむをえまい。白鳳の休場からはじまって乱戦模様の場所となった。勝負なのだからこういうこともある。スレッド違いだが、ラグビー、エデイ・ジョーンズHCが今回のW杯をもって退任、後任が野球の清宮くんの親父氏らしい。「清宮氏 日本代表は原点回帰を「南ア戦金星でイケイケになってしまった」」という記事を読んで心配になった。中3日のスコットランド戦は体力的にやむをえまい。層も厚いとはいえないということ。それに対する論評としては浅い。日本は伝統的に将兵は世界一流、指揮官は二流、三流と評されてきた。今回もそれにフィットしそうで心配。日本人の民度は高いと言われている。低いのは指導的な立場の人々だろう。充実させるべきなのはそちらの教育。琴奨菊VS逸ノ城。まわしをとれば巨体がものを言う。まわしを取り、区認
9/28
千秋楽。驚いたことに照ノ富士が土俵にあがっていた。本割で鶴竜を破り、優勝決定戦。鶴竜が勝ち、優勝。照ノ富士はガッツを見せたが、休場すべきだったと思う。
11/13
九州場所6日目。照ノ富士、ヒザの故障を押して出場。今日はなんとか勝ったが、TVカメラも終始ヒザを追っていた。これだけの力士だ、直してから出場させるべき。出場させるのは愚か。本人が出たがっても親方が抑えるべきだ。親方の力量が問われる。琴奨菊VS逸ノ城。まわしを取れば巨体がものを言う。まわしを取り相手を組み止め、押して行く、というワンパターンで行ってもらいたい。
11/17
照ノ富士VS稀勢の里。照ノ富士敗北。右膝がもろいので残せない。万全で相撲を取るのがファンサービスですよ。このままでは後々ひくようなケガになりそうだ。
11/19
白鵬言いたい放題 猫だまし悪びれず「効くのか試したかった」
昨日は稀勢の里。張り手からはたき込みで勝利。「技が効かなければ敗北」のリスクを背負って相撲をとっているのだからまったく問題なし。自在でおもしろい。栃煌山も稀勢の里もあれでやられてしまうのだから、力不足。もろくも敗北という感じ。小技に付け込めない上位力士の方に問題がある。
客席に空席が目立つ。ここしばらく相撲人気が復活してきたと思っていたのだが、どういうことだろう。相撲協会はそちらの方を問題にしたほうがよい。
11/21
北の湖理事長死去とのこと。現役時代「犀の角のようにただ独り歩いた」相撲取りだった印象がある。合掌。
「元ラグビー日本代表HCジョーンズ氏が、イングランド代表の指揮官に就任決定! 任期は2019年まで」と
いうニュース。彼を手放すようでは日本ラグビー教会はダメ協会。これからは「エデイーイングランド」を応援。
11/22
九州場所千秋楽、日馬富士優勝。稀勢の里が「生涯最高の相撲」で日馬富士を寄り倒し、同点決勝を期待したものの、白鵬、力尽きた感じで鶴竜に敗れ、日馬富士の優勝決定。みな敗けての優勝決定だったが、なかなかドラマチックで見応えがあった。稀勢の里の闘志は立派。カド番豪栄道VS栃煌山にもヘンな「スリル」があった。あそこで、いつもの首投げを食う栃煌山は覚悟不足。北の富士の解説はやはり味があり、けっこう。最後に少しエデイーに言及、たしかに彼が相撲部屋の親方になれば、部屋力士の優勝まちがいなし。指導者次第で大きく変われるというよい例。逆言うと指導者の役不足。
11/29
小学生の頃から相撲道場に通っていた甥が中学生になり、この夏青森で行われた全国大会で優勝、「第45代中学生横綱」の称号をいただいた。本日地元で祝勝会。我が家では母と妻が出席。通っていた道場を通じてこれまでお世話いただいてきた春日野親方もご出席くださったようだ。多謝である。
2016/1/10
初場所初日。稀勢の里VS安美錦戦。あきらかに安美錦が残っていた。取り直し。立ち会い思い切った変化、会心の突き倒しで勝利。たいしたものだ。秀逸。審判部が凡庸。照ノ富士は豪快。ザ力士、という風格。勢VS白鳳戦もよかった。タッチの差で負けたが勢はよかった。日馬富士Vs栃ノ心戦。ひいきの栃の心やぶれる。のどわが効いた。日馬富士もたいしたものだ。
1/12
3日目。栃ノ心、豪栄道をやぶる。今日は先手をとった。先手をとり攻めれば、体と技術が生きる。当分「受け」はやめである。安美錦、鶴竜をやぶる。鶴竜にしてみれば、してやられた、という感じ。さすが安美錦。7年ぶりの金星とは意外。37歳とのことだが、老いてますます盛ん、巧くなっているということだろう。
1/24
14日目。白鵬、稀勢の里に敗れる。不可解な敗け。彼が後退期に入ったということか。琴奨菊は体を生かしたハイスピードの突進が以前になかったもの。彼が今場所の優勝にふさわしいのはその通りではあるが。2番ヘンな物言いがついた。明らかに「物言いさし違い」。クオリテイの低い審判員たちを使うのは大相撲にとってよくない。視聴者は映像で見ているのだ。
3/14
3月場所2日目。解説者の声に?北の湖の声に似ている?北の湖なら少し前に亡くなったはずだが。番組の最後に朝潮であることがわかった。解説が的確、論理的。見かけは石ちゃんみたいだったが、中身がよい(石ちゃんももちろん味よし、中身よしだろうが)と感心。これまで聞いたどの解説より的確と思った。
追記:久しく見ていなかったのでお顔を確認したいと思い、ネットで調べたところ、「朝潮娘」みたいな女子高校生風絵でいっぱい。何だコレハ?とびっくり。朝潮が駆逐艦娘になっていた。駆逐艦と言えば、数日前「高波」が竣工というニュースを見た。高波は、田中頼三少将率いる第二水雷戦隊が優勢な米艦隊を痛破したルンガ沖夜戦で奮闘、沈没した駆逐艦。日本帝国海軍の艦の名前を海上自衛隊が維持してきたのは公然の秘密。平和主義者であるが、私は支持。
3/17
5日目。豪栄道VS琴勇輝。好相撲で琴勇輝勝利。彼は今場所日馬富士も破っている。稽古がしっかりしている感じで好感度大。鶴竜VS宝富士も好相撲。宝富士、いま一歩。この力士もいいなあ。隠岐の海が琴奨菊を撃破。師匠にいつも怒られている感じの隠岐の海だが、懐が深いのが武器。白鳳、なぜか碧山を警戒、おそるおそるの取り組みで大苦戦、かろうじて勝つ。好漢そうな碧山はいま一歩。巨体をうまく使えばもっとやれそうだ。逸ノ城や勢が無敗。乱戦模様、今場所はおもしろそうだ。
3/19
6日目。期待の逸ノ城もろくも一敗。相手にひかせるように仕向けられ、すぐそれに乗り、ひいて負け。彼には、絶対ひかない、それで負けてもOKという指導をすべきだ。勢はしっかりした、気迫のこもった相撲。久しぶりに妙義龍が好調。この人はガッツがあり相撲がうまい。楽しみである。
3/20
勢VS妙義龍。妙義龍巧みに攻め立てたのだが、勢、不利な体勢から切り返し投げで勝利。勢の腰の構え、体の使い方など目をみはった。大きく充実しつつある感じ。琴奨菊が先場所優勝し、他の力士たちが「俺も」という気持ちになってきていることを感じさせる場所だ。勢はメンタルが高いようす。期待したい。
3/21
豪栄道VS栃の心。豪栄道立ち合い変わって難なく勝ち。豪栄道について以前から感じていたものを今日も感じた。心ももち方に疑問。正々堂々やるべし。勢VS稀勢の里。稀勢の里に自信があったようだ。勢はこの相手には立ち合い先手をとる必要がある。(気合が入っているので)どんな変化があるかわからない、という点で今場所は横綱登場前のほうがおもしろい。
3/24
白鳳の連夜の気迫にみなビックリ。照ノ富士、豪快に鶴竜を投げる。先に踏み込み上手をとれば敵なし、という豪快さ。怖いのは足の故障のみ。師匠たる者、故障には細心の注意を配るべき。解説の北の富士、アナウンサーから話をふられて、「今ちょっと考え事をしていて・・」と答えられなかったのは面白かった。まったく問題ないが、少しボケはじめたのかも。
3/25
日馬富士VS琴奨菊戦。日馬富士の速さ、巧みさ、頭のよさに感心。白鳳を除けば彼ほどの力士はいない。琴勇輝10勝(3敗)。楽しみ。
3/26
優勝を争っている3力士とも勝ち。白鳳、琴奨菊を圧倒、派手に転がす。今日の解説は九重親方、元千代の富士。リスクを減らす相撲を、と力説。安定して勝ち星を重ねるために必要なこと。ただ、現力士でその型をもつのは白鳳のみか。豪栄道など出たとこ勝負、それが特徴。照ノ富士に期待したいのだが、足の故障もあり、学習中。
3/27
春場所千秋楽。白鵬VS日馬富士戦。突き落としで、白鵬優勝。「立ち合い変わるとは」などと放送席は批判していたが、ギリギリの勝負、問題なし。油断ならない日馬富士のイチかバチかの突進を避けたのは当然。白鵬36回目の優勝。立派。琴勇輝VS勢戦。琴勇輝12勝。勢顔面への突っ張り。勢は顔面攻撃に弱い。日馬富士戦だったろうか、同じように攻められた。隠岐の海VS安美錦戦。隠岐の海がんばり勝ち。舞の海の解説、軽いなあ。勝負ですよ。
追記 元朝青龍が舞の海の解説について同様の感想を述べているようだ。「暴言」はともかく、ギリギリの勝負なのだ、しかも昨夜は単なる立ち合いの変化ではなく、突き落とし。日馬富士の方も自分の状態を考えて「突撃」を考えたのだろう、いずれもギリギリの選択。日馬富士は甘い相手ではない。本当の勝負があったと思う。朝青竜もそう見たのだろう。何の問題もなし。
7/14
名古屋場所5日目。逸ノ城、照ノ富士、白鵬が元気。白鵬については心配する方が野暮というものだが、 逸ノ城、照ノ富士についてはケガその他があるから安心できない。