(夏休み宿題用)読書感想文ひな型 |
読書感想文のわかりやすいひな型がネット上に紹介されていたので、アレンジしてみた(下記)。出典は下記。
文章作成に慣れていない子どもたちにひな型(テンプレート)は役にたつと思う。「国語先進国」の子どもたちは自由に書けばよい。
学習補助器具はいろいろあって当然。書き方を教えないで「読書感想文を書きなさい」はたしかに乱暴。泳ぎ方を教えないで「向こう岸まで泳ぎなさい」と同等。
* ひな型
( )を読んで
(氏名 )
ぼくは( )という本を読みました。
この本を選んだのは、この本が( )だからです。
この本は( )が主人公の物語です。
( )は( )という人です。
( )は、( )で( )をします。
ぼくがこの本を読んで一番心に残ったところは、( )が( )した場面です。
ぼくはこの箇所を読んで、( )と思いました。
ぼくも( )と同じような体験をしたことがあり、
その時に( )という思いをしたことがあります。
もしぼくが( )と同じような立場だったら、同じように
( )したと思います。
ぼくはこの物語から((例)勇気をもって生きることが大切である: )ことを学びました。
ぼくもこれから((例)勇気をもって生き )たいと思います。
出典(参考):『サマー16 3年』(新学社)
** 実例
せっかくなので、ひな型を使って、感想文を書いてみた。
( 永遠の0 )を読んで
(氏名 omg )
ぼくは( 『永遠の0』 )という本を読みました。
この本を選んだのは、この本が(ベストセラーで、映画化されたものをテレビで見て興味をひかれた)からです。
この本は(宮部久蔵)が主人公の物語です。
(宮部久蔵)は(太平洋戦争のとき、ゼロ戦のパイロットで、生きて妻子のもとに帰ると心にきめながらも、最後は特攻で戦死した)人です。
(宮部久蔵)は、(南太平洋の戦場)で(生き残るため、部下とともにアメリカ軍の戦闘機と激闘)します。
ぼくがこの本を読んで一番心に残ったところは、(宮部久蔵)が(最後に、乗るゼロ戦を部下と交換)した場面です。
ぼくはこの箇所を読んで、(なぜだろう、なぜ生き残る確率の高いゼロ戦を彼に譲ったのだろう、あれだけ妻子のもとに帰りたいと願っていたのに、)と思いました。
平和な時代に育ったぼくはもちろん、(宮部久蔵)と同じような体験をしたことはありませんが、もしぼくが(宮部久蔵)と同じような立場だったら、同じように(行動したか)わからない、と思いました。
ぼくは、ゼロ戦を譲らず、自分が生き残ることを選んだかもしれません。
しかし、その場合、「(自分が生き残ることを優先して)部下を殺してしまった」という後悔に一生苦しむことになる、とも思いました。
ぼくはこの物語から(平和が大切である)ことを学びました。
宮部久蔵や彼の妻の悲しみを繰り返してはならないと思います。
強行採決を繰り返す安部総理や麻生副総理はよく考えてもらいたいと思います。
ぼくもこれから(そのことを忘れずに生き)たいと思います。
ひな型のままではうまくつながらないので、少しアレンジしてみた。
アレンジ、追加等で書く人の個性が出せるだろう。
その意味ではひな型も完全に没個性というわけではない。