大相撲の若い親方たち2 |
夏場所6日目。北播磨をはじめて見た。いきのよい力士。楽しみ。逸ノ城、照ノ富士、負け。相手も研究している。隠岐の海VS琴奨菊。隠岐の海の勝ち。一見ダメ優男風だが、ふところの深さを生かした相撲をとる。おもしろい力士。安美錦に通じるところがある。
7/16
7日目。千代の国VS遠藤戦。力相撲の末、千代の国の勝ち。千代の国をはじめて見た。若さと気迫あふれたよい力士。北播磨同様楽しみ。嘉風VS宝富士戦も好一番。稽古を積んでいる力士同士の対戦は見ごたえがある。照ノ富士、栃煌山に敗れて3連敗。栃煌山、一横綱、三大関を倒す。ちょっぴり失地挽回。
7/17
8日目。豪栄道VS照ノ富士。照ノ富士、下手を守り勝ち。今日は頑張った。正代VS日馬富士も好一番。正代、敗れたが奮戦。ノド輪を食いながら応戦は立派。彼も楽しみな力士だ。
7/18
9日目。隠岐の海VS高安。「くせ者」隠岐の海を応援していたのだが、組んでいて、これは勝てない、と感じた。下手をとらせないうまさを高安に感じた。先に下手ひねり風の技をやられて、隠岐の海完敗。豪栄道や栃煌山と違い、高安は「不動心」風顔つきをしている。宝富士も同じような顔つき。期待できそうだ。御嶽海もよかった。若手は本当に楽しみ。白鵬VS勢戦。ヘンに離れて、「張り手はかんべん」モードでいた勢いの前を、白鵬よろよろと倒れる。おもしろい取り組み。立ち合いもふわふわ、ヘンな流れだった。こういうこともある。嘉風VS日馬富士。似たような、途中「お見合い」モードの後、ヘンに前のめり。張り手不発で失敗というのは白鳳と同じ。張り手は決まればよいが、どうしても腰高になる。まじめな勢、嘉風に「金星」という御褒美の日。
7/19
10日目。稀勢の里、松鳳山に立ち合い突き落とされて、痛い2敗目。松鳳山は昨日もよかったと記憶している。鋭い突き落とし。しかし、稀勢の里、いかにももろい。これでみな2敗。宝富士がニコニコ順調。松鳳山、支度部屋に戻った最初の一言が「ザ・空気読めない」だったとのこと。なななか愉快。インタビューもそういう感じだったが、こういう力士が貴重。勝負は勝負。
7/23
日馬富士に万全な相撲をとられて稀勢の里3敗。自分にとって決定的な取り組みで相手に万全の体勢を許すのは、いかにもイメージが悪い。力の限界か。豪栄道、かってにこけて、白鳳3敗を堅持。このこけ方も変わっている。後半になって、何の因果か、変わった取り組みが白鳳につづいている。勢戦、「もう許して」モードの勢の前で、白鳳、親指をどこかでつかえて、よろりと転倒。照ノ富士戦。立ち合い変わった照、そのまま相撲と思うや、行司遅い介入、取り直し。今度は照十分のかたちになられて完敗。豪栄道戦、今度は豪栄道が勝手にドロンと倒れて、勝利。稀勢の里戦、勝ちの体勢からパタリ。歯車が狂ったとした言いようがない。ただ、今場所は行司の不手際が目立つ。何かあったのだろうか。
7/25
巴戦はなく、日馬富士優勝。照ノ富士、なんとかカド番脱出。豪栄道、勝手にグルリと回って負け、イメージがよくない。高安、貴ノ岩がよかった。
9/11
大相撲秋場所・初日」(両国国技館):綱とりの稀勢の里、隠岐の海に完敗。北の富士のボヤキが入る隠岐の海、懐の深さを生かしたしぶとい相撲で勝ち。私は、隠岐の海の隠れファンだから納得の勝利。稀勢の里に期待の面々、大ショックだったもよう。初日に隠岐の海をぶつける取組編成、「試練の15番勝負」のつもりだったのかもしれない。「試練を突破する」という気迫なし。しかし、これで気合が入るかもしれない。
9/13
隠岐の海,初日の稀勢の里に続いて鶴竜、日馬富士の両横綱を連破、3連勝!2日連続金星とは景気がよい。ネットで映像を見た。日馬富士に十分になられながら、長身からくる懐の深さ、やわらかい足腰を生かし、まき替えに成功、もろ差しから見事な押し倒し。明日にはコロッと負けそうだが、かなりの相手とも相撲ができることが確認されたことで、自信にもなるだろうし、見ている側からしても、楽しみがふえた。
9/14
4日目 隠岐の海、照ノ富士を「撃破」、4連勝。これで2大関2横綱に勝ったのだから大したもの。みんなビックリ。まあタイミングもあるだろうが、隠岐の海に横綱大関を倒す力があることが証明された感じ。ラジオ解説の北の富士が「(隠岐の海)優勝!そうなことはあるわけないや」とおどけていたが、まあ愉快。明日は負けそう。
9/15
5日目、隠岐の海取り直しの末、松鳳山を破り5連勝。最初の一番昨日の一番の真逆のようで??だったが、なんとか取り直し、勝利。白鵬のいない横綱2人体制ではやはり場所は「うすく」なる。場所のトップヒーローは今や隠岐の海!若いころ訪れた隠岐の島ファンの私はOKだが、一般にはかなり苦しいかも。隠岐の海にスポットライトをあてたいところだが、あてると連敗しそう。その心配があるから、北の富士も自重モード。明日は大関琴奨菊か。負けそうである。
9/16
6日目。隠岐の海、琴奨菊に攻めまられながらも、柔軟な腰で残し、小手投げで勝利。館内も驚く堂々たる快勝。これで2横綱3横関連破の6連勝。次の豪栄道VS高安戦。闘志むき出しの激しい一戦の末、豪栄道に軍配。こちらも6勝無敗。取組中の高安の厳しい顔にビックリ。期待できる。明日は、隠岐の海VS豪栄道、全勝対決。
9/19
9日目、「隠岐の海病」発症2敗。高安VS照ノ富士。幼馴染の女優さん観戦でプラスアルファか、高安、力闘の末、照ノ富士を押し出す。ほぼ万歳のもろ差しの体勢を許しながら、逆転勝ちはすばらしい。力を見せた一番。高安インタビューの後、(大相撲振興に)一番大事なのは、土俵の充実、そして力士だ、と八角理事長が述べている、ということをアナウンサーが紹介していた。大事なことがわかっている理事長、とちょっぴり感心した。インチキを繰り返した元知事や某政党新代表とは大違い。高安の幼馴染の女優さんというのは、秋元才加。はじめは派手な感じのひとかななどと思ったが(失礼)、話に中身があり、礼儀正しく、感心した。
9/22
11日目、高安VS日馬富士。のど輪、突っ張りあいの激しい相撲。高安勝利。自信と気迫を感じさせる一番。兄弟子の稀勢の里は豪栄道に敗れ3敗。隠岐の海、スタミナ切れ。宝富士に敗れる。宝富士が、大関、横綱陣を倒した隠岐の海に対し自信たっぷりにとっているのが印象的。なぜそうなるのか?「受け」相撲の隠岐の海には、安心して相撲をとれるからだろうか。
9/23
秋場所・12日目、高安、嘉風を押し出して10勝目。堂々たる相撲。好漢・嘉風が「無効化」されてしまった。闘魂あふれているし、重み、安定感では豪栄道より上。いい力士。
10/10
埼玉栄高相撲部OB 豪栄道関らに続け、後輩発奮
大相撲秋場所で初優勝した大関豪栄道関は、埼玉栄高校(さいたま市西区)の相撲部出身者で初の幕内優勝力士となった。秋場所では、同じ相撲部OBの十両大輝関も初優勝。二十六日、同高の相撲場では、先輩たちに続けと後輩部員が熱のこもった練習に取り組んでいた。
OBの豪栄道が幕内優勝、大輝が十両優勝か。大したものだ。豪栄道の「栄」は埼玉栄から、「道」は恩師山田道紀監督からとったよし。別の記事では、二人の優勝力士が相撲部訪問、後輩に胸を貸したとのこと。明後日当地で400mパレードを催すようだ。山田監督もうれしかろう。
相撲文化で魅力発信 6年ぶり「入間場所」に声援 10月8日
大相撲秋場所で、それぞれ初優勝した十両・大輝関(来場所から北勝富士に改名)と大関・豪栄道関が登場したりし、大きな拍手や声援を浴びた。
入間場所に老母が弟夫婦に連れて行ってもらったよし。大相撲見物ははじめて。
大輝(八角部屋)は新入幕確実の来場所から「北勝富士(ほくとふじ)」に改名とのこと。いいしこ名をもらった(師匠の八角理事長(元横綱・北勝海)と師匠の現役時代の師匠である北の富士(元横綱)にちなむとのこと)。部屋の期待のほどがわかるしこ名だ。元学生横綱。郷土の英雄、がんばってもらいたい。