MLB耐雪梅花麗7 |
MLB2017球春。今年の楽しみは多い。田中、ダルビッシュ、岩隈、前田が大きな問題なくシーズン入りする。最も期待できるのは田中か。力量、ガッツともベスト。ダルビッシュもケガ復帰2年目ということで期待されているものの、オフに「日本人有望株連合稽古」に夢中だったのが不安。力をためるべきときに、オフ会。若手を育てるのだから悪くはないのだが、そんな余裕があるのか!?そんな暇があったなら山にでもこもれ!という点で不安。本人の自信のなさの裏返しでなければよいのだが。「イーハトーブ牛若」大谷はいまや世界のスーパースター。故障大敵。当然のことながら、「2刀流」は故障の確率を高める。故障は一瞬で選手生命を奪う。WBC不参加は当然。この時期の大会はやはり危険。
3/9
昨夜のWBCオーストラリア戦で、ソフトバンク千賀滉大のピッチングを見た(https://www.youtube.com/watch?v=Z7DTE20Lu9Y&t=503s)。ボールに力がある。ストレートの質の高さでは日本人投手No.1ではないか。95マイルでて「お化けフォーク」も有効。現在23歳のもよう。これだけ素質があるのだ、ぜひメジャーで投げてもらいたい。ドジャースの極東スカウトでもあるオーストラリアの監督が、千賀を日本の最高の投手3人のなかに含めていた。菅野、大谷、千賀である。妥当な評価。菅野は田中風の投手で、現在総合力でNO.1だろう。大谷は牛若丸風活躍ですでに世界のスーパースター。かれらに並ぶのが千賀ということになる。昨夜中国戦で藤波を見た。デッドボールを与えたり荒れていたが、カットボール中心に変えたら、ストライク、空振りが楽にとれていた。野村が藤波よ、技巧派でゆけとアドバイスしているようだが、賛成。ストレートはいざという時のボールとして温存しておけは、より効果的で、案外コントロールもよくなるかもしれない。
3/13
WBCオランダ戦。5-5から1点勝ち越したところまで見た。若く強力なオランダ打線が魅力的。救援投手が弱いようだが、日本代表チームとよいマッチアップ。オランダ先発バンデンハーク(ソフトバンク)ははじめてみた。ストレートに威力がある。ふつうにいけば牛耳れたと思うが、表情をみるとかなり緊張していた。結果、中田に3ランを浴びた。1-5。その裏のオランダ打線の反撃が凄かった。日本の先発を打ちのめして、あっという間に5-5。
追記 続きを録画で見た。両軍、力をふり絞った白熱の好ゲーム。継投ででてきた日本の投手の好投に感心。プレーオフ感あふれた対決。野茂以来のいろいろな対戦経験が積み重なって、強打者と五分に戦うノーハウをバッテリーが身に着けている。チーム全体についてもこれはいえる。昔の、メジャー選抜に射すくめられ、手も足もでなかった時代とは違う。抑えにでてきた牧田のピッチングにも感心。下手からの内角球にオランダ打者たちは手こずっていた。ただ、対策されると打たれることもあるかもしれない。
3/15
キューバ戦。菅野が2点本塁打を打たれて2-4の5回裏。1死2,3塁の青木。打ちにくそうな左腕投手の球を内野に転がして1点ゲット、には感心した。続いて、筒香がセンターヒットで1点を加え、同点とした打席もえらい。この2得点は非常に質が高かった。
3/17
イスラエル戦。「第二アメリカ」と呼ばれ1Rで韓国、台湾を沈めた台風の目イスラエル。絶対負けられない試合で千賀先発、5回零封。6回に筒香のソロHRの後大量5点を奪って勝負を決めた。日本中から注目され、緊張度100%の試合で先発の役割を果たした千賀は立派。次はLAで準決勝、勝てば決勝。先発は菅野、石川だろう。菅野に期待。
3/18
田中将大、5回途中を無安打6K無失点の快投!オープン戦は失点ゼロ継続
Tanaka struck out six in 4 1/3 frames, his second hitless outing of four-plus innings against the Tigers in a week. Add in two perfect innings against Detroit on Feb. 28, and the right-hander has gone 10 1/3 hitless frames versus Detroit in Grapefruit League play. (Yanks公式サイト)
強打のタイガース相手に再び零封。オランダ打線を見て、メジャーリーグの打者はさすがに恐い、と多くの人はおもったろうが、それを完璧に抑え込むのだから立派、とあらためて思う。
3/22
プエリトルコVSオランダ戦を観戦。オランダ監督がコメントしているように、いくつかの不正確なベースラニングが敗因。もったいない。プエルトリコ選手のクレバーなベースラニング、捕手のデイフェンス力が光った。互いのクローザーにびっくり。長身から投げ下ろす160km/sの凄いストレート。威力十分。
3/23
日本、アメリカに惜敗。1-2。菅野が実力発揮。小雨の降る悪条件のなか6回を投げ、エラーをきっかけに失った1失点に抑えた。相手はメジャーのオールスターに近い打線、それを抑えたのだから立派。千賀も好投、メジャー各球団の注目する投手となった。小久保監督の仕事ぶりはA。投手起用を含め、手探りでの選手起用がピタリと当たった。適材適所。これは秀逸。大谷不出場もプラスにかえた。各選手が力を出そうとがんばり、チームとしてまとまった。監督の人柄のよさもあいまって、よいチームになった。他の監督ではこうはいくまい。アメリカがプエルトリコを破り初優勝。大成功のWBC。小久保監督「世界一になれず悔しい」とのことだが、アメリカがオールスターに近いメンバーでチームを作ったのは今回がはじめてだろう。前回までとはワケが違う。順位はともかく、今回が最も質の高い結果だったのではないか。
3/25
千賀の海外フリーエージェント権取得は早くて2022年とのこと。5年後。現在24歳だから、29歳になる。これだけの投手だ、早めにメジャーに出してあげるべきではないか。ソフトバンク孫社長に英断をもとめたい。菅野についても同じことがいえる。股関節がやわからいのだろうか、田中同様、低い姿勢から投げることができる。安定感はピカ一。
3/29
侍Jは丸裸だった!情報戦で米が一枚上手 打たせて取る頭脳的なリード、各打者に極端シフトバッテリーは米国打者をよく研究していたと思ったが・・この記事が本当なら愚か。地力で劣る日本こそ情報戦で相手の上をいかなければならなかった。NPBそのものが情報戦に遅れているのだろう。日本の強みであるべきポイントで弱いとはお粗末。体力でかなわないのなら頭脳、科学技術に勝機を求めるべし。
4/14
開幕はしたものの、日本人投手陣は低調。前田は何とか1勝。ただひとり好投を続ける岩隈は先日手痛く勝ちを消されてしまった。岩隈らしいといえばそうだが。田中、ダルビッシュはいまだエンジンかからず。WBCに気をとられすぎ?野球がダメなので、ヨーロッパサッカーを楽しんでいる。ドルトムントの香川が復活、ゴール近くでの「悪魔的動き」が蘇ってファンを喜ばせている。彼と大迫、武藤、久保が楽しみ。岡崎&レスターも降格寸前から6連勝、昨年の勢いを取り戻しているのはグッド。
4/14
ダルビッシュ、アウェーのエンゼルス戦に登板、7回零封、1勝(1敗)。田中、カージナルス戦に登板、7回1死3失点で勝利投手に。1勝1敗。
4/21
田中、ホワイトソックス戦に登板、7回1失点で勝利投手(2勝1敗)。おちついてきたようだ。無理なくボールが押し出されていく投球フォーム。ダルビッシュ、苦手アスレチクスに苦杯。6回表見方が2点とってくれた裏4失点(1勝2敗)。エースピッチャーとは言えない。昨年のプレーオフもそうだったが、大事なところで踏ん張れない。本当のアウトピッチをもっていないせいだろうか。
一昨日、ダルビッシュ、ロイヤルズ戦に登板、8回2失点で勝利投手(2勝2敗)。シングルHRを連発された。不動心が大事。前田、またダイヤモンドバックスにKOされた。
Yankees’ Masahiro Tanaka Shuts Out Red Sox and Beats Chris Sale
NY times記事。かなりクールな記事が多いと記憶しているが、絶賛調。セール&レッドソックスは現在メジャーで最強の相手。それ相手に97球で9回零封は立派。
相手チーム監督ジョン・ファレル
"Well, Tanaka was very good with putting the ball on the ground. I think 15 ground-ball outs, a couple of double plays mixed in when we did get a man on base," Red Sox manager John Farrell said. "Quality location, didn't make many mistakes in the middle of the plate."
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"A complete game is tough. A shutout is tough. Under 100 pitches, that's pretty darned good. You've got to tip your cap. We all know what he features and what he brings to the table. He's as tough as anybody when he's throwing like that. He was wearing out the bottom of the zone." -- Sale, on Tanaka
(Redsox公式サイト)
最後の文は、低めをていねいについていた。
Tanaka was machine-like with his efficiency, firing a three-hit shutout that required just 97 pitches, aka a "Maddux."
今日のタナカはいわゆる「マダックス」だった。(100球未満での完封を1990年代の名投手グレッグ・マダックスにちなんで、「マダックス」というようだ。マダックス自身は13度これを達成したとのこと。降雨で中途半端に終わった野茂VSマダックス戦がなつかしい。)
ヤンキースに連敗をくったあと、レッドソックスはホームにカブスを迎えている。序盤5点をとってリード。カブスのGMエプスタインは前のレッドソックスGM。上原の「帰還」でもあり、もりあがっているだろう。私もカブスWシリーズ連破を予想している。カブスが強いといろいろ魅力的。カブスVSヤンキースも期待のカードだ。
4/30
Gardner's 2 HRs, Judge's 10th blast lead NY
NEW YORK -- Brett Gardner homered twice and drove in four runs, Austin Romine collected a career-high five RBIs and Aaron Judge hit his American League-leading 10th homer as the Yankees claimed sole possession of first place in the AL East with a 12-4 victory over the Orioles on Saturday at Yankee Stadium.
ヤンキース、若手が爆発はじめている。ダブルヘッダーでレッドソックスを連破した後、ホームで首位オリオールズと対戦、昨日今日と12点づつとって連破、15勝7敗で地区首位に躍り出た。とくにAaron Judgeはすでに10ホームラン、リーグ首位。昨季から若手に切り替え成功していたことは知っていたが、みな新顔で馴染みがない。楽しみではある。
5/1
ダルビッシュ、ホームでエンゼルスと対戦。6回2失点で勝利投手(3勝2敗)。125球。YouTubeで投球を見た。制球はいまいちだが、力感あふれた投球。牛耳る、に近い投球。ボールになる変化球をエンゼルス打者が振らないことが気になった。変化が早い、ホームベースよりかなり前で変化してしまうのだろうか。追記:3回から録画を見た。これまで見た中では最も力のあるボールを投げていた。エンゼルスは待球戦術。できるだけ多く投げさせる作戦。ヒジを手術をしているのだから、安全な球数を維持していくことが賢いやり方と思う。「最多球数」などなるべく避けるべき。
5/3
田中、ホームでブルージェイズ戦に先発、6回1/3投げ、4失点で4勝目(1敗)。まず順調に勝ち星をあげている。得点差から考え、7回登板はないなあ。1年目からそうだったが、ジラルデイ監督は平気で長いイニングを投げさせる。エースなら大事に使いなさいよ。
5/4
帰省先で夜巨人戦中継を見た。菅野3連続完封。はっきりいって、日本球界ではover quality、完全に宝の持ち腐れ。相手打者が弱く、見ていておもしろくない。筒香との対戦をあおっていたが、特段迫力なし。メジャーに送ってあげるべきだ。
5/5
シカゴ、リグレーフィールドで、ヤンキースVSカブス。魅力的なカード。9回表0-2で負けていたヤンキース、ガードナーの3ランHR、その裏チャップマンで締めて大逆転勝ち。カブスを呆然とさせた。Cubs were 152-0 over last 3 seasons when entering 9th with 2+-run leadとのこと。今年のヤンキース打線はなかなかやる。岩隈、一昨日のエンゼルス戦で、打球を膝に受けて、好投しながらまたもや勝ち星スルリ。まあ、岩隈らしい。チームは奮起、逆転されたのを再逆転勝利。
5/6
ダルビッシュ、マリナーズ戦に登板。7回1失点。1対1の延長13回、マリナーズの8人目の投手からR. Odorが2点HRを打ち、3-1でレンジャーズの勝利。最後は見ていたが、8人目ともなるとかなり苦しい投手起用。7人目はルーキーで、2投目肉離れでダウン。レンジャーズは、元ヤクルトのT.バーネットが3回零封したのが大きかった。チームに勝ちをつける投球が最重要。
5/7
サッカー、ドルトムント香川が再び出場機会を失っている(今日も最後の10分程度)。監督の評価が高くないようだ。このままなら、移籍が正しい選択。
5/12
延長18回のマラソンマッチの翌日、田中レッズ戦に登板、7回4失点で勝利投手に(5勝1敗)。ヤンキースは昨季後半大ブレークしたサンチェスが故障から復帰、まだ若い(二人とも25歳か)ジャッジ&サンチェスのコンビは強力。ダルビッシュ、パドレス戦に登板6回3失点。チームは逆転勝ち。前田、パイレーツ戦に登板、8回まで零封、9回3分の1、2失点で勝ち投手。今季打ち込まれることが多かったが、ここにきて復調のようす。
5/23
ダルビッシュ、タイガース戦に登板。苦戦しながらも5回2失点で勝ち投手(5勝2敗)。田中、レイズに再び滅多打ちされる。「イガワ化」が取りざたされているようだ。相手に研究されたか。それとも故障か。正念場。欧州サッカーシーズン終了。香川が完全復活。めでたい。スペインリーグ、乾、「世界最強」バルセロナ相手に2ゴール。映像を見たが、解説者もビックリ、文字通り「あ然」としていた。大迫も見事なゴールを決め、チームに貢献。楽しみな正統派FWだ。その他、日本人選手たちは好調、評価を高めているようだ。吉田、調子に乗って、ルーニーをこき下ろす。あほか!である。甘い、ポカの可能性がまだある、ということだろう。
カブスの上原、パイレーツ戦に8回4-5で登板、好投、9回味方大量点で勝ち投手。本当に力のある投手であることを見せ続けている。
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